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2016.04.20

高齢者に多い病気   褥瘡(じょくそう)

褥瘡(じょくそう)
 

褥瘡(じょくそう)とは、あまり聞き慣れない言葉だと思います。一体、どのような疾患なのでしょう。

                              


 
 
褥瘡とは、寝たきりの高齢者などに多く見られる疾患で、特に体重がかかっている部分の皮膚などが、長時間圧迫されることにより、その部分の血流が悪くなり、皮膚や筋肉が壊死して、傷になってしまう事です。

一般的に、「床ずれ」と言われています。
 
床ずれという言葉は、皆さん聞いた事があるのではないでしょうか。
 


 
なぜ褥瘡ができるのか
 

長時間、身体の一部分が圧迫される事によりできる褥瘡ですが、なぜこのような事が起こってしまうのでしょう。
 

皆さんは、風邪を引いて二、三日寝込んだ、なんて経験ありませんか?










「引いた事ないよ!」
          










‥‥‥‥。









 
○○は風邪を引かないなんて言いますが。











 
 
インフルエンザになんてかかってしまっては、二、三日寝込むどころではないはずです。



 
察しのいい方は、もう何を言いたいかわかったのではないでしょうか。



 
風邪などで、長時間寝たきりであったのに、褥瘡なんてできませんでしたよね?
 
 





何故なのでしょう。不思議です。
                        




 
 
 
寝たきりの高齢者と、私達が風邪を引いて寝込んでしまった時、長時間寝ているにもかかわらず、褥瘡が、「できる」、「できない」の違いが、何故起こるのか。
 





                     
 
 
 
 
それは、寝返りです。
 
 
 
我々は、風邪を引いていても、インフルエンザにかかっていても、寝返りを打てます。
眠っている時でさえ、無意識で寝返りを打っています。
 
このような動作を、体位変換といいます。
 
座っている時なども、脚を組み変えたり、体勢を変えたりしますが、これも体位変換です。
 
この、体位変換を自分で行う事が、体力の低下や病気などで寝たきりの高齢者には、難しい事なのです。
 
 
アルツハイマーや、関節リュウマチ、骨折や糖尿病。脳血管疾患。このような病気や怪我の方は、体位変換が難しく、褥瘡には注意が必要です。
 
高齢者の場合は、排泄物などで皮膚がふやけ、菌も入りやすく、その部分が褥瘡になる事も多いようです。
 
 



褥瘡のできやすい部分

 
 
褥瘡のできやすい部分は次の通りです。
 
 
仰向けで寝ている場合
後頭部、肩甲骨の周り、背中、臀部(でんぶ)、かかと など
 
横向きで寝ている場合
耳、肩、ひじ、腰、膝、くるぶし など
 
座っている場合
背中、脚の付け根、尾骨部分 など
 



褥瘡の予防
 


それでは、褥瘡の予防はどのようにしたらいいのでしょう。



周りの人の、助けが必要です。
 

まず一番大切なのは
体位変換
自分で、体位変換ができない人のために、定期的に体勢を変えてあげます。二時間が目安です。
 

次に
体圧分散寝具の利用
なんかよく分からない道具が出てきましたが、簡単に言うと、エアマットレスなどの事です。布団との接触面を増やし、体重を分散させてくれたりします。
介護保険を利用し、レンタルなどもできます。
 

身体の中からの予防
栄養をきちんと摂る
栄養が足りていないと、褥瘡ができやすくなります。
 

そして
スキンケア
身体を清潔に保つことはとても重要です。汗や排泄物などが原因で、肌が荒れ、かぶれ等を起こす。このような肌のトラブルから褥瘡につながってしまうことがあります。汚れやすい場所に、肌を保護するために、クリームなどを塗るのも効果的です。
                

                                                                 

 
褥瘡は、とてもなりやすいもので、介護にはつきものの疾患です。


特に、在宅介護では重度になってしまう事もあり、ひどい時には、骨の付近までも褥瘡が進んでしまう事があるようです。
 
また、一度、褥瘡ができてしまうと、なかなか完治しないのも特徴です。


 
いかに、予防が大切かと言う事ですね。


しかし、いくら予防をしていても、褥瘡はできることがあります。それほど、できやすいものなのです。
 
褥瘡ができやすい箇所の肌が荒れていたり、赤い痣のようになっていたら、それは褥瘡の前触れかも知れません。


早めの治療も大切です。                   

                                                 


お医者さんや看護師さんに相談しましょう。        
                                       
 

 

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