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こうしんの介護保険入門 介護保険の歴史

小平市有料老人ホーム 

超高齢社会

 
 
今回は、介護保険の歴史に少し触れてみましょう。
   

 
1997年に「介護保険法」が成立し、高齢者介護を国民全体で支えようという「しくみ」として、介護保険制度が2000年にスタートしました。
介護保険制度は、まだ歴史の浅い制度なのですね。

これから更に高齢化が進む社会、介護のあり方や高齢者を取り巻く環境の変化に対応すべく、介護保険制度は3年毎に改定が行われます
 
この介護保険制度が誕生した背景には、高齢者人口の急激な増加、核家族化の進行、女性の社会進出や共働きなど働き方の多様化により、家族だけでの介護が困難になってきたという状況があります。

               
 
特に高齢者人口の急激な増加は、諸外国と比べるとものすごいスピードで、高齢化社会(高齢化率7%)から高齢社会(高齢化率14%)へと、変化に要した期間は、フランスが115年掛かったのに対して、日本ではたったの24年しか掛かっていません。

        

 
ものすごいスピードですよね。
 
これから先どうなってしまうのでしょう。
 
 
日本が高齢化率7%を越え「高齢化社会」となったのは1970年のこと。それから僅か24年後の1994年に「高齢社会」へと進み、2007年には、高齢化率が21%を越え「超高齢社会」へ突入しました。

 
日本では2008年頃から人口も減少し始め、これからますます少子高齢化が進むと予想されています。

                             
 
 
2013年には、その年だけで23万9000人もの人口が減少しました。
この数字は過去最大で、1年間で青森県の八戸市に匹敵する人口が減少したそうです。
 
 
このような人口構造の急激な変化は、社会にさまざまな面で大きな影響を与えます。
 
このような状況の中で、高齢者介護を社会全体で支える「しくみ」として、2000年4月に介護保険制度がスタートしたのです。
             

                                   
 
 
 

介護保険ができるまで

 
 
介護保険制度がスタートする以前の、高齢者に対する福祉政策の変遷を見てみましょう。

                

 
 
1963(昭和38)年 老人福祉法の制定
健康診査、老人ホームへの収容等、老人福祉の増進のための事業を規定。生活保護法で設立された養老施設は同法に組み込まれ、新たな老人福祉施設として、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム、老人福祉センターなどが創設されました。
同時に、民間事業が運営する有料老人ホームも規定され、老人家庭奉仕員(ホームヘルパー)も制度上に位置づけられた。
 
1968(昭和68)年 3億円事件 川端康成 ノーベル文学賞受賞
 
1970(昭和45)年 日本は高齢化社会へと突入
 
1972(昭和47)年 田中角栄内閣発足
 
1973(昭和48)年 老人医療無料化
この年は福祉元年と言われています。
70歳以上の高齢者の医療費を公費で負担し、高齢者の財政的な負担を減らそうとしたもの。
しかし、過剰な受診や薬付け医療、社会的入院を誘発し医療費が膨れ上がってしまったため1983(昭和58年)にこの制度は廃止。
 
1973(昭和48)年 第1次オイルショック
 
1977(昭和52)年 王貞治 756号本塁打世界記録
 
1979(昭和54)年 第2次オイルショック
 
1982(昭和57)年 老人保健法の制定
老人医療費が財政を圧迫していたため制定された。無料であった高齢者の医療費が一部自己負担に。
 
1986(昭和61)年 老人保健施設の創設
寝たきりや認知症などの要介護高齢者に対する、病院と在宅との中間施設として誕生。
 
1989(昭和64)年 平成元年 消費税実施(3%) 
 
1990(平成2)年 ゴールドプラン「高齢者保健福祉推進十か年戦略」を策定。
 
1994(平成4)年 高齢化率が14%を越え、高齢社会へ
 
1995(平成5)年 阪神淡路大震災  地下鉄サリン事件
この年に、ゴールドプランを見直し、新ゴールドプランが策定される。
 
 
1997年(平成9)年  介護保険法成立  消費税5%へ
 
2000年(平成12)年  介護保険制度がスタート
介護保険制度がスタートし、高齢者の介護に関するサービスは、措置制度(サービスが必要な場合は役所に申請し、行政が必要だと判断をしたサービスしか利用できなかった制度)から自ら必要なサービスを選択し契約する利用者本位への制度へと変わることとなりました。
それと同時に、民間事業の介護サービスへの積極的な参入を促進し、サービスの質の向上などが見込まれました。
 
日本の介護保険は、ドイツの介護保険を模範としたと言われています。
また、この年に新ゴールドプランの内容を引き継ぎ、ゴールドプラン21が策定されました。
 
2007(平成19)年 日本はついに超高齢社会へ
 
 
 
 
介護保険制度は、このような時代の流れの中スタートしたのですね。
 
そして、介護保険制度が施行されてからすでに何回かの改定が行われました。
これからも、時代の流れや社会背景、介護や高齢社会の問題点などを踏まえ、日々変化する高齢者介護に対応すべく、介護保険制度は改定されていきます。
 
 
これから先、介護保険制度はどのように変化して行くのでしょう。
 
そしてまた、高齢者を取り巻く環境や、介護はどのように変化し、改善されて行くのでしょうか。
 
高齢者介護を皆で支えて行く上で、環境や制度、私達の介護に対する考え方などはまだまだ未熟なものなのだと思います。
これから、それらをどう熟成させて行くのか、皆で考えて行かなくてはなりません。
 
と言われても、何をどう考えていいのかよく分かりませんよね。

 
 
「わからない!」

 
はてさてどうなることやら。

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