高齢者の健康について 胃ろう
皆さん、胃ろうという言葉を聞いたは事はありますか?
漢字では、胃瘻と書きます。
「胃?ろう?なにそれ?」
聞いた事がないようですね。
それでは、少し解説して行きましょう。
胃ろうは経管栄養というものの一つです。
経管栄養とは、病気や怪我、加齢などが原因で、口から物を食べられなくなった人に対して、消化管内に通したチューブから、流動食を与えるといったものです。
高齢者に多く見られるのは、嚥下機能の低下によって、物を飲み込めない、誤嚥による咽せなどでの窒息の危険性などを考慮し、胃ろうを作るケースが多いようです。
胃ろうの手術は比較的簡単で、内視鏡を用い、短時間で終わります。
胃に穴を空け、そこにチューブ差します。そこから栄養を投与するのですね。
胃ろうを作った後も、入浴やスポーツに支障もなく、手軽なものとして世に広まっているようです。
胃ろうを作ったとしても、口からものを食べる事もできますので、口からの栄養摂取の訓練と併用することもできます。
一見メリットだらけのように見えますが、実際は延命のための処置として胃ろうを用いる事が多いようで、倫理の観点から、胃ろうの是非を問う考え方も増えてきています。
物を食べられなくなったとしても、長生きしてほしい。そういう思いで、胃ろうの決断を下す家族が多いようですが、欧米ではそれが非倫理的であると考えられていて、終末期を迎える高齢者には、胃ろうどころか点滴もあまりしないようです。
近年では、事前に胃ろうなどの延命処置をしないで欲しいと、書面に記しておく人も増えて来ています。
本人の気持ちや家族の意志、なにが正しい事なのか。手軽で簡単な手術ではありますが、その選択は非常に難しい事なのかも知れません。
もちろん延命だけでなく、胃ろうにより物を食べられるようになった方もたくさんいます。先ずは、お医者さんとよく相談する事が重要です。
どうですか。
今回は胃ろうについての解説でした。
意外と深かったでしょ?
胃ろうなどの経管栄養を用いている場合、有料老人ホームへの入居ができない場合もございます。
経管栄養が医療行為に当たるため、看護師が常駐していなければなりません。
たん吸引なども同様ですね。
もちろん、看護師が常駐しているホームもございます。気になる方はお気軽にご相談下さい。
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