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有料老人ホーム入門  入居一時金とは

入居一時金とは

 
 
 
有料老人ホームのパンフレットやホームページなどに
 
入居一時金300万?  
 
 
入居一時金0円 
 
 
などと書いてあるのを目にする事がよくあると思います。
 
入居一時金が高額な所もあれば、入居一時金が無い施設もあるようですね。
入居一時金の金額は、施設により様々なようです。
 

 
謎ですね。

 
 
 
そもそも入居一時金とはどのようなものなのでしょう。

      
 
 
 

権利を得る

 
 
入居一時金はその名の通り、入居時に支払わなければならない費用です。
 
何に対して支払うものなのかというと
 
その施設で、終身にわたり生活する権利を得るために支払う費用です。
 
この、権利のために支払う費用は、月単位などで償却(時間の経過と共に消費されていきます)され、償却期間が残っている時点でその施設を退居(亡くなった場合も)することになると、残された権利代(未償却分)が戻ってきます。
 
 
じゃあ、入居一時金が全て償却されてしまったら、また払わなければならないの?

            
 
 
いえ、そんなことはありません。
入居一時金が全て償却されてしまったとしても、再び入居一時金を支払う必要はなく、引き続きその施設で生活することができます。
 
 
 
償却の一例を見てみましょう。
 
入居一時金300万円、初期償却率30%(90万円)償却期間60ヶ月(5年)の場合
 

 
 
 
 
 
 
償却は一般的に月単位で行われるので、一年で償却される42万円を12ヶ月で割った金額が月々償却されます。
 
42万÷12ヶ月=3.5万円/月
 
一般的な返還金の算出方法
返還金=入居一時金×(償却期間−入居月数)÷ 償却期間
 
上記の条件を基に計算してみましょう。

          
 
3年6ヶ月で退居した場合の返還金
300万円×(1−30%)×(60ヶ月−42ヶ月)÷60ヶ月=63万円
 
この場合は63万円が未償却分となり、返金されます
 
※算出方法は施設により異なる場合があります。
 
 
 
有料老人ホームの費用には、入居一時金の他に、月々支払う月額利用料もあります。
 
入居一時金は、数百万円から数千万円と幅広く、施設によっては億を超える入居一時金を設定しているところもあります。
 
                                      

入居一時金が無い有料老人ホームは、月額利用料が高めに設定されている場合もあり、入居一時金を支払った方が長期的に見て安くなる場合もあります。
 
入居一時金の有無や、その金額、月々いくら掛かるのかは、その施設により様々です。
 
高額な入居一時金や月額利用料の、高級ホテルの様な施設で至れり尽くせりの生活を送りたい方もいるでしょうし、そんな高級なものは望まず、アットホームな小さな施設での生活を望む方、多少高額になってしまったとしても、介護の手厚いホームを望む方など、ホームに求めるニーズも様々です。
 
 
自分たちが何を求めるのか、その施設は自分たちの求めるものを満たしてくれるのか。それが値段と見合っているのか。
 
よく考え、有料老人ホームを選ぶ事が大切です。

                    
 
「建物が奇麗で豪華だから、いい施設に決まっている」「入居一時金が高いから、いい施設だろう」「古い建物だし、あまりいい施設じゃなさそうだ」などと、安易に決め付けてはなりません。
 
きちんと見学するのはもちろんの事、時間に余裕があるのであれば、体験入居をしてみるのもいいでしょう。

                     
 
 
とにかく、決して安くはない入居一時金。
無駄にしないためにも、施設選びはよく考え、吟味する事が大切です。

                   

 
 
クーリングオフ
2006年7月1日から「契約から90日以内に契約を解除した場合、入居一時金は全額返還」する「クーリングオフ」が適用となりました。正し、入居していた期間の家賃や光熱費などは支払わなくてはなりません。
 
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