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老人ホーム紹介

介護に関する基礎知識  グループホームとは

 
 
 
2000年に介護保険制度がスタートして以来、様々な介護施設や介護サービスが誕生しました。
その1つに、グループホームという施設があります。
 
グループホームの発祥はスウェーデンで、1980年代にその原型のものが誕生したと言われています。
 
日本ではその10年後の1990年代に現在のグループホームの原型となるものが開設され始めました。
 
そして2000年。
介護保険制度がスタートし、グループホームも正式に制度化されたのです。
 
 
 
このような流れで、今のグループホームが誕生したのですね。
 
近年、グループホームの増加とともに、「グループホーム」という言葉を耳にする機会も増えてきたように思いますが、実際、どのような施設なのか理解している方は少ないのではないでしょうか。
 
 
 
グループホーム?

 
 
 
 
 
グループホームとは「認知症対応型老人共同生活介護」というもので、認知症高齢者のための地域密着型サービスです。
日本の認知症専門施設としては、現在唯一の物です。

 
 
 
 
 

グループホームとは

 

 
 
どのような施設?

 
 

 
認知症の高齢者が、家庭に近い環境で共同生活を送る施設です。
グループホームでは、入居者がそれぞれの能力に応じて、掃除、洗濯、料理などの役割を分担し、お互い協力し合い、スタッフの介助を受けつつ、1ユニット(5名?9名)で自立した共同生活を送ります。

   

 
 ユニット型個室とは


 
 
利用できる対象者は?

  
 
 
施設が建っている市町村に住んでいて(住民票がある)、認知症の診断を受けた65歳以上の要介護者(要支援2?要介護5の高齢者)である人が対象者となります。
 
また、65歳未満であっても、初老期認知症に該当する人、若年生認知症と診断された人も対象者となります。
 
 
利用できる対象者であっても、入居できない場合もあるので、各グループホームに確認する必要があります。
 
 


 
入居できる条件は?

  
 
 
 
 
まずは、上記の利用対象者であるという事が、グループホームへ入居するための第一の条件です。
 
そして 家庭環境などにより家庭での介護が困難であり、多少の介助があれば身辺の自立ができ、共同生活に支障のない人 というのが一般的なグループホームへの入居条件です。
 
極端な暴力行為や自傷行為などがあり、または損多の理由により共同生活が困難である場合は、入居する事ができません。
 
また、グループホームでは看護師の常駐が義務づけられていないため、日常的な医療ケア(経管栄養や酸素吸入など)を必要としている方は、入居できない場合があります。
 
入居条件はホームにより異なるため、確認してみましょう。

 


 
 
グループホームの費用は?
  

 
入居一時金
有料老人ホームと同じように、入居一時金や保証金などの初期費用が必要となる場合があります。
 
0?数百万円
 
入居一時金が無いホームもあります。入居一時金は高くて数百万円ですが、大体数十万円と設定しているホームが多いようです。
 
入居一時金とは

 
月額利用料
月額利用料の内訳としては、家賃、食費、水道光熱費、介護保険の1割負担、雑費(おむつ代など)などです。
 
15?30万円
 
 


 
提供されるサービスは?

  
 
 
認知症についての正しい知識を持った介護スタッフ常駐し、そのスタッフによる見守りや、食事や入浴、排泄や着替えなどの生活介護や、調理や洗濯などの日常生活のサポート。
 
リハビリやレクリエーションなども行われます。
 
医療ケアは原則的に行っていません。(施設によって異なります。各施設に確認してみましょう)
 


 

 
グループホームには、どのようなスタッフがいるの?

  
 
 
 
管理者 
3年以上の認知症介護経験がある人
 
専従で常勤を1名配置する必要があり計画作成担当者との兼務も可能
 
 
計画作成担当者
ケアプランを作成する人
 
1名以上は介護支援専門員(ケアマネジャー)でなければならない
 
 
介護スタッフ
主に生活のサポートや、生活介護をしてくれるスタッフ 
24時間常駐
 
常勤換算で、利用者3名に対し1名以上を配置しなければならない(3 : 1)
夜間は利用者の人数に関わらず、1名以上配置すればよい

 人員配置3:1とは

 
代表者
施設の従業者かホームヘルパーとして3年以上の介護経験がある人、もしくは保健医療福祉サーボスの事業経営経験がある人
 
 
 
看護師など、医療に関わるスタッフの配置は義務づけられていないため、グループホームには基本的に看護師などはいません。
しかし、ホームによっては看護師を配置している所もあったり、介護スタッフを基準より多く配置(2:1など)している所などもあります。各ホームに確認してみましょう。
 
 
 


 
グループホームの定員はどれくらい?

   
  
 
グループホームの設備基準を見てみましょう。
 
立地の基準
・住宅地であり、利用者の家族や地域住民との交流の機会が確保できる場所に建てなければならない
・病院または入所型施設の敷地外にあること
 
定員の基準
・1ユニットの定員は5人以上9人以下
・事業所全体で最低4人以上
 
 
居室の基準
・原則個室
・4.5畳(7.43?)以上の広さ
 
共有設備
・キッチン・トイレ・洗面・浴室などは1ユニット毎に設置
 
 
グループホームは、認知症高齢者の方が安心して暮らすための施設です。
認知症である高齢者は、新しい物事を受け入れたり、身近な人達以外を認識したりする事が苦手です。
生活する環境が変化したりすると不安がったりパニックを起こし、落ち着いて生活する事が難しくなります。
 
入居者が多くスタッフも多い施設では、お世話をしてくれるスタッフが頻繁に変わる事もあるでしょうし、多くの入居者と関わっても、認知症の方は、誰が誰なのかうまく認識する事ができず、毎日、不安を感じてしまう事でしょう。
しかし、グループホームでは、ユニット(5人?9人)という少人数で生活をするため、入居者同士顔見知りになりますし、同じスタッフがお世話をしてくれるので、認知症である利用者本人は、落ち着いて生活することができます。
 
グループホームの定員が、ユニットという単位で表されているのは、こうした少人数で生活を送る事で、入居者同士、そしてスタッフとの信頼関係を築き、認知症の方が安心して暮らす事ができるからなのです。
 
 


 
グループホームのメリットとデメリットは?

   
 
メリット
・アットホームな環境
ユニットという少人数で共同生活するため、家庭に近い環境で生活する事ができる
 
・認知症専門のスタッフが常駐する
専門のスタッフがいるため、認知症高齢者のケアを安心して任せられる
 
・認知症の症状の悪化を防ぐ
自分のできる範囲での家事などをする事で、生活に張りが出ますし、レクリエーションなどを通じ入居者同士コミュニケーションを取る事で、自分の持っている能力を維持・向上させる事ができる。
 
 
デメリット
・入居待ちをする事が多い
定員が少人数であるため、空きが中々見つからない事がある
 
・退居の可能性
身体状態の変化等により、自立した生活が困難になった場合、退居しなければならない。
 
・医療ケアに対応していない所が多い
看護師などの配置が義務づけられていないため、生活に関わる医療ケア(経管栄養や酸素吸入など)に対応できないホームが多い
 
 
 


 
 
グループホームは認知症高齢者の方が、住み慣れた町で安心して自立した生活を送るための施設です。
そのため、グループホームは地域密着型サービスとなっています。
 
地域密着型サービスはその地域に住民票がある人しか利用する事ができませんし、グループホームの数もまだ少なく、受け入れられる定員も少ないため空きが無い事も多く、入居できるまで数ヶ月かかることもあります。
グループホームを探す際は、その地域にどれくらいグループホームがあるのか、入居するにはどれくらい待機が必要なのか、利用料金や設備、定員はどれくらいなのかをきちんと把握し、必ず見学に行く事が大切です。
 
 

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